バイクのカスタムの中でも、手軽に加速性能を向上させる方法の一つがスプロケット交換です。今回は、ヤマハXSR700のフロントスプロケットを交換しました!夫のバイクで同じミドルクラスの「KTM690DUKE」と比べて、もう少し鋭い加速感が欲しいと感じていたので、テネレ700のスプロケットを流用して改善を図ります。スプロケ交換の手順や、実際の乗り心地について詳しく解説していきます。

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スプロケット交換の動機
XSR700はトルクフルなエンジンを持ちながらも、純正状態では発進時にややもっさりとした印象がありました。家には夫が乗っている「KTM690DUKE」があり、それと比較すると、出だしの鋭さに欠けるため、もう少し加速力を向上させたいと考えました。そこで、スプロケットの変更により低速域のレスポンスを向上させることにしました。
スプロケット交換作業手順
今回採用したのは、テネレ700のフロントスプロケットです。テネレ700はXSR700と同じCP2エンジンを搭載しており、スプロケの互換性があります。信頼のある純正部品でなおかつコスパがいいので採用しました!
用意した道具
・ヤマハ純正テネレ700スプロケット

- パーツクリーナー
- レンチセット(リアアクスルナット用:通常27mm~32mm)
- 六角レンチ(フロントスプロケットカバー用)
- スプロケットナット専用ソケット(フロントスプロケットのナット用)
- トルクレンチ(締め付けトルク管理用)
- パーツクリーナー(掃除用)
- ベルハンマー
- リアスタンド
🔹フロントスプロケットの交換手順
✅ スタンドで後輪を浮かせます

✅ 六角レンチを使い、フロントスプロケットカバーのボルトを外す

✅ カバーを取り外し、内部の汚れをパーツクリーナーで掃除してピカピカになりました!
✅ スプロケットナットを緩める

チェーンのテンションを緩め、後輪を前に移動する
✅ リアアクスルナット(後輪シャフトのナット)を緩める

✅ チェーンアジャスターのボルトを緩め、リアホイールを少し前へスライドさせる
✅ チェーンのテンションを緩め、スプロケットからチェーンを外せるようにする
✅ ロックワッシャー(固定金具)がある場合は、マイナスドライバーなどで起こす
✅ リアブレーキを踏みながらフロントスプロケットナットを緩める
→ スプロケットのナットは強く締まっているため、リアブレーキを踏みながら緩める。
フロントスプロケットを交換
✅ チェーンをスプロケットから外し、古いスプロケットを引き抜く

✅新しいスプロケットに焼き付き防止剤を塗布しました。

✅ 新しいスプロケットを取り付け、チェーンをかける

✅ スプロケットナットを規定トルクで締め、ロックワッシャーを戻す

チェーンのテンションを元に戻す
✅ 後輪を後ろにスライドさせながら、チェーンアジャスターで適正な張りに調整

✅ リアアクスルナットを規定トルクで締め付ける

✅ ホイール左右の目盛りを揃え、ホイールがまっすぐになっているか確認‼️
フロントスプロケットカバーを戻す
✅ カバーを元通りに取り付け、ボルトを締める
最終チェック
✅ 各ボルトがしっかり締まっているか確認
✅ チェーンの張りが適正値(mm)になっているかチェック
✅ 試運転をして異音や違和感がないか確認
🚨 注意点
⚠ スプロケットナットは非常に固く締まっているため、事前に潤滑剤を使うと楽
⚠ チェーンが適切に張れていないと異音やチェーン外れの原因になる
⚠ リアホイールの左右バランスを崩さないように調整する
これで フロントスプロケット交換の作業は完了! 😆
乗り心地
交換後、発進時のもたつきが軽減され、スムーズな加速が可能になりました。KTM690DUKEのような鋭い加速とまではいきませんが、純正状態よりもはるかに力強く発進できます。また、低速域のトルクが増したことで、街乗りでも扱いやすくなりました。ツーリング時の快適性も維持されており、高速巡航にも問題ありませんでした。
まとめ
スプロケット交換は比較的手軽にできるカスタムでありながら、発進時のフィーリングを大きく改善できます。今回はテネレ700のスプロケットを流用しましたが、さらに加速力を求める場合はリアスプロケットの変更も検討すると良いでしょう。XSR700のもっさりとした発進に不満を感じている方に少しでも参考ななれたら嬉しいです。
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