花粉症ライダーの辛さと対策について

春のツーリングする女性ライダーイラスト コラム

冬の冷え込みが和らぎ、朝の空気にふんわりと暖かさが混じり始めたら、春がそっと訪れているんだなって感じます。窓から差し込む日差しも、なんだか冬とは違って柔らかくて、心までポカポカさせてくれる。いつの間にか冬の厚手のコートが必要なくなり、軽やかなジャケットでちょうどいい朝が増えてきた。冬の間、厚い手袋やヒートテックで身を固めていたが、そろそろ軽装でバイクに乗れる季節が来た。

春が来たという事は、花粉症の季節も到来してきました。

花粉症の季節到来

私たちバイクライダーにとっては複雑な心境の時期が始まりました。春の暖かさと共に花粉の飛散も始まり、開放的な運転が待ち遠しい反面、花粉症の症状に悩まされる日々も同時にやってきます。特に、ヘルメットを通してでも感じる鼻水や目のかゆみは、運転中の集中力を削ぎ、快適なツーリングを阻害します。

花粉症ライダーが直面する困難

花粉症の症状は、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、日常生活においても十分に辛いものです。しかし、バイクのヘルメットを装着している状態でこれらの症状が発生すると、その辛さは格段に増します。特に、速度を出している最中にくしゃみが出ると、一瞬ですが視界が遮られ、安全運転に大きな支障をきたす可能性があります。また、目のかゆみや涙も、ヘルメットのバイザー越しの視界をぼやけさせ、運転を危険にさらします。

花粉症ライダーのための対策

しかし、花粉の季節だからといって、バイクに乗る楽しみを諦めるわけにはいきません。ここでは、花粉症のライダーが快適に春のツーリングを楽しむための対策をいくつか紹介します。

  1. ヘルメット:ヘルメットは、できるだけ密閉性の高いモデルを選ぶことが重要です。また、内装が取り外して洗えるものが多いので、花粉を定期的に除去でき、症状の軽減につながります。
  2. バイザーの活用: ヘルメットのバイザーは、花粉から目を守る重要な役割を果たします。特に、風をよけるための高性能バイザーを使用することで、目への花粉の侵入を防ぐことができます。
    モトクロスで使用するタイプのヘルメットはバイザーがついています。少しでも目への花粉侵入を防ぎたい方は、モトクロスタイプのヘルメットがおすすめです。
  3. 防花粉グッズの活用: 市販されている防花粉マスクやゴーグルも、ライダーにとって有効な対策となります。これらを適切に使用することで、顔や目への花粉の侵入を大幅に減らすことができます。特にマスクをして、ヘルメットを着用するとかなりくしゃみの回数が減ったように感じました。
  4. 服装の工夫: 長袖やネックウォーマーなどを利用して、できるだけ肌の露出を避けるようにしましょう。これにより、花粉が直接肌に触れるのを防ぐことができます。以外に知られていませんが、花粉症は、アレルギー反応ですので、肌の露出をしないことは、花粉症対策の一つになります。
  5. 薬の活用: 花粉症の薬は、症状を抑える上で非常に有効です。やはり、花粉症の薬はかなり有効的です。しかし、眠気が出る薬も多い為、花粉症の薬を飲まない方や、薬の服用が好きではない方が、案外多く見受けられます。眠気の出ない花粉症の薬も出ているので、あまりにひどい時などは、医師の指示に従い服用すると、症状がかなり軽減されます。
    ※必ず、眠気が出ない薬の服用にしましょう!

まとめ

春になり、景色のいい山にツーリングに行く機会が増えていきます。私を含め、花粉症のライダーにとって、春はうれしい季節の到来の半面、厳しい季節かもしれません。適切な対策を行うことで、この美しい季節をバイクで楽しむことができるように、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされることなく、風を切って走る喜びを十分に味わいましょう。花粉症のライダーでも快適な運転が実現するために、良かったら、今回紹介した対策をぜひ試してみてください。

花粉症に悩まれているライダーさんが、少しでも快適な春のツーリングになれるように、この記事が少しでも参考になれたら、うれしいです。

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